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次は代替エビ?!

豆類や米で作った植物由来の肉から昆虫食や、培養肉など、家畜肉に代わる「代替肉」が盛んになる中、シーフードにもその流れは来ています。2019年より注目され始めた「代替エビ」もそのひとつ。甲殻類アレルギーの人にも安心して食べられるエビ料理を提供できる日がもうすぐそこまで来ているのかもしれず、特にエビ料理を得意とするシェフには注目です。





そもそもなぜ「代替タンパク質」は必要なのでしょう?

2050年には世界人口が100億人に達すると言われており、これらの人間が食べていくために必要となる大量の家畜を飼養するための森林破壊、温室効果ガス排出、水資源の大量消費などの環境破壊が心配されています。一方、水産資源についても、需要に対して魚の「獲りすぎ」のため、養殖技術の発展や各国で漁獲規制が進んでいます。


とは言え、日本の日常の食卓では、「これは環境に良いから食べましょう」というよりは、「植物性=からだによい」、「肥満・メタボ防止や、アレルギーで食べられなかった人も家族で一緒に食べられたら嬉しい」という方が動機づけられるかもしれません。


この「代替エビ」で注目されているのは、米サンフランシスコのニュー・ウェーブ・フーズ(New Wave Foods)」という会社で、新たな資金調達を受け、緑豆と海藻を使った植物由来代替エビの販売に乗り出そうとしています。本物のエビと同じ味や、「プリッ」とした食感まで再現することに成功しているそうです。


エビに含まれている8種類の必須アミノ酸はそのままでコレステロールゼロ、カロリーや塩分は本物のエビより低く、アレルゲンは無し、と理想のエビになっているようですが、実際料理してみるとどうなのか、これからが楽しみです。


ニュー・ウェーブ・フーズのレシピ



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